松本 望(読み)マツモト ノゾム

20世紀日本人名事典 「松本 望」の解説

松本 望
マツモト ノゾム

昭和期の実業家 パイオニア創業者。



生年
明治38(1905)年5月2日

没年
昭和63(1988)年7月15日

出身地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
関西学院中〔大正12年〕中退

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章〔昭和39年〕,勲三等旭日中綬章〔昭和51年〕,伴記念賞名誉賞〔昭和55年〕,勲二等瑞宝章〔昭和60年〕,フランス国家功労章〔昭和63年〕

経歴
音響器会社に入社後、昭和13年福音電機製作所を創設、スピーカー製造を始める。16年有限会社に改組して社長となり、22年株式に改組。36年パイオニアと改称、46年会長となる。60年取締役相談役。セパレートステレオやレーザーディスクの開発、商品化に成功した。生前収集した横山大観上村松園の日本画や、ルノワールシャガールなどの洋画、彫刻約300点が、平成12年遺族により桐生市の大川美術館に寄贈された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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