20世紀日本人名事典 「松本 重治」の解説
松本 重治
マツモト シゲハル
昭和期のジャーナリスト 国際文化会館理事長。
- 生年
- 明治32(1899)年10月2日
- 没年
- 平成1(1989)年1月10日
- 出生地
- 大阪府大阪市堂島
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学法学部〔大正12年〕卒,東京帝国大学大学院法哲学専攻修了
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等瑞宝章〔昭和44年〕,日本エッセイストクラブ賞〔昭和50年〕,文化功労者〔昭和51年〕,上智大学名誉文学博士〔昭和51年〕,マグサイサイ賞(フィリピン)〔昭和55年〕,国際交流基金賞〔昭和54年〕,アーラム大学名誉法学博士(米国)〔昭和55年〕,東京都名誉都民〔昭和59年〕,ジャパンソサエティ賞(第3回)〔昭和61年〕,マスコミ功労者顕彰〔平成3年〕
- 経歴
- 米国のエール大学、ウィスコンシン大学、スイスのジュネーブ大学などに留学。昭和3年東大法学部助手を経て、7年新聞連合社(後の同盟通信社)に入社。上海支局長、編集局長、常務理事を歴任。戦後、公職追放解除後は27年に(財)国際文化会館を設立。専務理事を経て理事長に。また、27〜45年アメリカ学会会長、29年から日本ユネスコ国内委員会委員・同副会長、フルブライト委員会委員や38年(財)英語教育協議会理事を務めるなど国際的な知的・文化交流に活躍。著書に「原典アメリカ史」「上海時代」、訳書にビアード「アメリカ精神の歴史」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報