精選版 日本国語大辞典 「枕藉・枕籍」の意味・読み・例文・類語
ちん‐せき【枕藉・枕籍】
〘名〙
① 折り重なること。重なりあって臥すこと。
② =ちんせき(枕席)②
※東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二「娘輩枕藉を守らんと欲するも、固(もともと)能く及ぶ所に非ず」
③ 書物を積み重ねて枕にすること。また、書物がうず高く積んであることやそれを読むこと。
※常山文集(1718)河上月「久慈川上月還明、枕二藉此亭一到二四更一」
④ =ちんでき(沈溺)③
※五山堂詩話(1807‐16)一「爾後欲レ矯二其弊一、枕二藉韓蘇一方且有レ年」
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