林家 正蔵(7代目)(読み)ハヤシヤ ショウゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「林家 正蔵(7代目)」の解説

林家 正蔵(7代目)
ハヤシヤ ショウゾウ


職業
落語家

本名
海老名 竹三郎

別名
前名=柳家 小三治(7代目)

生年月日
明治27年 3月31日

出生地
東京市 三の輪(東京都台東区)

経歴
天狗連と呼ばれるセミプロだったが、大正9年頃に落語研究家で速記者の今村信雄の紹介で初代柳家三語楼に入門、柳家三平を名乗る。時代風俗を取り入れたギャグ頭角を現し、13年7代目柳家小三治で真打ち。昭和5年東京落語協会に所属する3代目柳家小さんが弟子に小三治を襲名させたいとして名跡を返還するように求めたが応じず、小三治が2人いる“二人小三治”の事態となり、5年調停により7代目林家正蔵を襲名した。同年柳家金語楼、春風亭柳橋らと芸術協会を結成理事長となる。古典落語改作で人気を集め「源平」「反対俥」などを得意とした。後、東宝名人会専属となった。長男は落語家の初代林家三平。

没年月日
昭和24年 10月26日 (1949年)

家族
長男=林家 三平(初代)(落語家),孫=海老名 美どり(タレント),泰葉(歌手),林家 正蔵(9代目)(落語家),林家 三平(2代目)(落語家)

伝記
木久蔵一代 バカの中身こんな落語家(はなしか)がいた―戦中・戦後の演芸視落語家見習い残酷物語落語長屋の知恵馬楽が生きる―五代目蝶花楼馬楽 林家 木久蔵 著小島 貞二 著金田一 だん平 著矢野 誠一 著遠藤 智子,加藤 貴子 著(発行元 うなぎ書房うなぎ書房晩声社青蛙房創樹社 ’04’03’90’86’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「林家 正蔵(7代目)」の解説

林家 正蔵(7代目)
ハヤシヤ ショウゾウ

大正・昭和期の落語家



生年
明治27(1894)年3月31日

没年
昭和24(1949)年10月26日

出生地
東京・三の輪

本名
海老名 竹三郎

別名
前名=柳家 小三治(7代目)

経歴
天狗連と呼ばれるセミプロだったが、落語研究家で速記者の今村信雄の紹介で柳家三語楼に入門し、時代風俗を取り入れたギャグでたちまち頭角を現す。大正13年7代目柳家小三治を名乗り、昭和4年に柳家金語楼、春風亭柳橋らと芸術協会を結成、理事長となる。翌年“二人小三治”が問題となり、7代目林家正蔵を襲名した。古典落語の改作で人気を集め「源平」「反対俥」などを得意とした。後、東宝名人会専属となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「林家 正蔵(7代目)」の解説

林家 正蔵(7代目) (はやしや しょうぞう)

生年月日:1894年3月31日
大正時代;昭和時代の落語家
1949年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android