旺文社世界史事典 三訂版 「林 則徐」の解説
林 則徐
りんそくじょ
清後期の官僚政治家
湖広総督となり,アヘン問題を憂慮して政府に厳禁策を上奏し,欽差大臣として広州に赴いてイギリスのアヘン貿易を厳しく取り締まった。その結果,アヘン戦争が起こると,両広総督としてイギリス軍と戦ったが,形勢不利を口実に解任され,左遷された。許されて帰京後,雲貴総督を経て,1850年太平天国の鎮圧を命じられて,赴任の途中病死した。
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