枯渇・涸渇(読み)こかつ

精選版 日本国語大辞典 「枯渇・涸渇」の意味・読み・例文・類語

こ‐かつ【枯渇・涸渇】

〘名〙
① かわいて水分がなくなること。水がかれること。
四河入海(17C前)四「法雨を洒て人天枯渇を蘇すべきぞ」 〔元稹‐夢井詩〕
② (一般的に) 物が欠乏すること。尽きて無くなること。また、すっかりなくすこと。
※塩山和泥合水集(1386)「情識を枯渇し、人我を忘れ」
※鶏(1909)〈森鴎外〉「彼は思想涸渇を感ずると共に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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