柄長(読み)エナガ

デジタル大辞泉 「柄長」の意味・読み・例文・類語

え‐なが【柄長】

スズメ目エナガ科の鳥。林にみられ、全長14センチくらいで、尾が長く、全体の形がひしゃくに似る。全体に白っぽく、背が小豆色ユーラシア温帯冷帯に広く分布 夏》

つか‐なが【柄長】

柄の長い刀剣。また、刀剣の柄を前へ長く出して腰にさすこと。

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精選版 日本国語大辞典 「柄長」の意味・読み・例文・類語

え‐なが【柄長】

〘名〙
器物の柄が長いこと。また、そのもの。
※雑俳・うき世笠(1703)「なげ出して・ゑ長で沖の水をくむ」
② エナガ科の小鳥。全長約一四センチメートルで小形。頭と体の下面は白色で、頭部には太い黒帯がある。尾は黒色で長く七センチメートルもあり、身体が小さいので柄杓(ひしゃく)のように見えるところから、この名がある。本州各地の森林にすみ、大きく精巧な巣をつくる。北海道の亜種シマエナガは頭部に黒帯がなく、全体が白い。えびしゃく。まつさがり。《季・夏》 〔本朝食鑑(1697)〕

つか‐なが【柄長】

〘名〙 大太刀の柄の長いこと。また、大太刀の柄を前へ長く出して腰にさすこと。
※大観本謡曲・錦戸(室町末)「もとより好む大太刀を、柄長におっとり延べて」
※虎明本狂言・柑子(室町末‐近世初)「某がつかながの大つばにあたって」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「柄長」の解説

柄長 (エナガ)

学名Aegithalos caudatus
動物。エナガ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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