柳家 蝠丸(読み)ヤナギヤ フクマル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「柳家 蝠丸」の解説

柳家 蝠丸
ヤナギヤ フクマル


職業
落語家

本名
関口 由三郎

別名
前名=柳家 小よし

生年月日
明治16年

出生地
東京

経歴
9歳で八百屋奉公、その後米屋などと奉公先を転々とした後、明治40年頃3代目柳家小さんの門人となり小よしを名乗る。大正6年2月柳家蝠丸と改める。関東大震災前の中立会、東西会などの会派で活躍。独特の滑稽味と機知あふれる軽妙な話術で人気があった。時事風刺や小噺創作にすぐれ新作に「女給の文」通称「ラヴレター」などがある。昭和6年頃小噺創作の会である落語指南会を主宰した。

没年月日
昭和18年 10月24日 (1943年)

家族
長男=桂 文治(10代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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