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柳屋小さん やなぎやこさん

世界大百科事典 第2版の解説

やなぎやこさん【柳屋小さん】

落語家。(1)初代 初代春風亭柳枝(りゆうし)門下生没年不詳。音曲(おんぎよく)噺,人情噺名手。黒アバタの醜男なので,逆にやさしい女のような名をつけたといわれる。のちに4代むらくを襲名した。(2)2代(1850‐98∥嘉永3‐明治31) 本名大藤楽三郎(おおふじらくさぶろう)。初代柳亭燕枝(りゆうていえんし)門下。燕勢,燕寿を経て襲名。3代三遊亭円遊と並ぶ滑稽噺の名手として明治中期の東京落語界で人気を博した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の柳屋小さんの言及

【時そば】より

…原話は《坐笑産(ざしようみやげ)》(1773)にある。明治中期,3代柳家小さんが,上方の《時うどん》を改作した噺。むかしは〈夜鷹そば〉などというそば屋が往来を流していたが,そのそばを食べた男が,代金が16文と聞き,〈ひい,ふう,みい,よう,いつ,むう……何時(なんどき)だい〉〈八つで〉〈ここのつ,とお……〉と2文ごまかした。…

【落語】より


[落語研究会結成]
 1897年に春錦亭柳桜が,1900年に円朝,燕枝が死去した東京落語界は,円朝没後の三遊派を統率していた4代円生をも04年に失い,上方落語界の隆盛ぶりを見るにつけても善後策をたてねばならなかった。初代三遊亭円左(1855‐1911)が,本格の噺の確立をめざして,落語・講談速記界の第一人者今村次郎に相談したことから,4代橘家円喬(1865‐1912),初代三遊亭円右(1860‐1924),初代三遊亭小円朝(1857‐1923),4代橘家円蔵(1864‐1922),3代柳家小さん(1857‐1903)とともに1905年に第1次落語研究会結成の運びとなった。こういう芸道精進から東京落語は黄金時代に入った。…

【らくだ】より

…落語。明治中期に3代柳家小さんが上方の《らくだの葬礼》を東京へ移入したもの。〈らくだの馬〉と異名をとる乱暴者がフグにあたって死んだ。…

※「柳屋小さん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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