栃木県日光市(読み)にっこう〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔栃木県〕日光〈市〉(にっこう〈し〉)


栃木県北西部の国際的な観光都市。
2006年(平成18)3月、旧・日光市、今市市、上都賀郡足尾町、塩谷郡藤原町、同栗山村が合併して成立した。北は福島県、西は群馬県に接し、日光火山群と鬼怒川上流域、大谷(だいや)川流域等に広がる区域の総面積は県土の約4分の1を占める。旧・日光市は史跡・景勝・温泉など日光国立公園の代表的な観光地を擁する。日光二荒山(ふたらさん)神社・四本龍寺(のちの輪王(りんのう)寺)は奈良時代末期に開山された神仏習合の山岳信仰の聖地。江戸時代初期、この地に日光東照宮・輪王寺大猷院(たいゆういん)が造営され、門前町・神領として発展した。日光二荒山神社・日光東照宮・輪王寺などの社寺には国宝・重要文化財が数多い。華厳ノ滝・中禅寺湖・戦場ガ原・湯ノ湖などの奥日光や市街北方の霧降高原ほかの景観が多くの観光客を惹きつける。日光盆の漆器や日光下駄など伝統的木工業も盛ん。
市の北部には、奥鬼怒温泉郷・川俣温泉・湯西川温泉・鬼怒川温泉・川治温泉といった温泉地と、川俣湖、五十里(いかり)湖などの観光地がある。日光市役所本庁のある今市地区は、江戸時代から日光街道・日光例幣使(れいへいし)街道などが集中する宿場町として繁栄してきた。国道119号・121号などに沿う日光杉並木街道は特別史跡・特別天然記念物に指定されている。市の南西部、渡良瀬川上流域に位置する足尾地区は、江戸時代に発見された足尾銅山の鉱山町として発展。日本の近代化に大きな功績を残した。鉱山は1973年(昭和48)に閉山、足尾銅山跡として国の史跡に指定された。日光国立公園に属する庚申山への登山基地。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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