株式投資型クラウドファンディング(読み)かぶしきとうしがたくらうどふぁんでぃんぐ

知恵蔵mini の解説

株式投資型クラウドファンディング

一般投資家が、インターネット上のクラウドファンディングサービスを通じて、非上場企業の株式を購入できる仕組み。2015年に改正金融商品取引法が施行されたことにより、本格的に環境が整備された。少額から投資ができるため、投資に不慣れな個人投資家でも比較的容易に参入できる。まだ評価が定まっていないスタートアップ企業や、新規事業を始める企業が資金を得られやすいなどのメリットもある。しかし、株の発行者が資金調達できるのは1年間に1億円未満で、投資家は同一の会社につき1年間に50万円以下しか投資できないなどの規制があるため、全体の投資額は伸び悩んでおり、さらなる規制緩和に向けて議論が続いている。

(2020-6-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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