根絡・根搦(読み)ねがらみ

精選版 日本国語大辞典 「根絡・根搦」の意味・読み・例文・類語

ね‐がらみ【根絡・根搦】

〘名〙
① 根がからまりはびこること。また、その根。
※俳諧・小町踊(1665)春「ねからみは引あひくしか姫小松〈乗言〉」
② 比喩的に物事や人間関係などが複雑にからまりあい、動きにくくなること。
咄本・私可多咄(1671)序「詞のたねをまくに、根(ネ)からみなるも有、根なしかづらも有」
③ 束(つか)などの下の方をつないで固めるために取り付ける木。ねじがらみ。
※大和本草(1709)七「菖蒲〈略〉泥土なくして清水を以盆中にうゑ、数十年不枯。節葉堅痩根鬚連絡といへり。今試るに如此。是国俗に根がらみと云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android