桂 文三(2代目)(読み)カツラ ブンザ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 文三(2代目)」の解説

桂 文三(2代目)
カツラ ブンザ


職業
落語家

別名
前名=桂 小文吾(2代目)

生年月日
万延1年

出生地
大坂(大阪府)

経歴
大坂・淡路町難波橋角の提灯屋の息子。初め3代目桂文吾門で2代目小文吾と名乗る。のち2代目桂文枝門に移り、明治17年2代目文三を襲名。弱冠24歳で2代目桂文枝・2代目桂文都に伍して中軸看板を上げるまでになった。落語界には珍しい美男子で若旦那風のおっとりとした口調で上手かったと云われる。なかでも妻・おさん三味線で演じる「立切れ」は逸品だったと伝えられる。2代目林家木鶴の養子となり、一時期3代目木鶴を名乗ったが、21年文三に復名。32歳の若さで早逝した。

没年月日
明治24年 5月5日 (1891年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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