ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「桂文楽(8世)」の意味・わかりやすい解説
桂文楽(8世)
かつらぶんらく[はっせい]
[没]1971.12.12.
落語家。本名並河益義。 1920年,8世襲名。実際には6代目だったが縁起をかついで終生8代目を名のった。明快な語り口,正確な人間描写,簡潔な表現力でリアリズム落語の最高をきわめ,5世古今亭志ん生とともに昭和期の落語を代表する存在となる。 55~57年,63~65年落語協会会長。 54年,66年芸術祭賞,1961年には落語家としてはじめて紫綬褒章を受章。上野黒門町に住み「黒門町の師匠」あるいは「黒門町」と呼ばれた。
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