桂 文楽(5代目)(読み)カツラ ブンラク

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 文楽(5代目)」の解説

桂 文楽(5代目)
カツラ ブンラク


職業
落語家

本名
金坂 巳之助

旧名・旧姓
増田

別名
初名=桂 小才,前名=春風亭 若枝,春風亭 伝枝,桂 才賀(3代目)

生年月日
元治1年 1月

出生地
江戸・芝(東京都)

経歴
2代目桂才賀の長男に生まれる。金坂惣助の養子となり12歳で草履屋に奉公に出るが、のち才賀のもとに戻り噺家の修業をする。初め桂小才、のち3代目春風亭柳枝に入門し若枝。明治21年伝枝と改名。若手として活躍。29年父の名を継いで3代目桂才賀となる。4代目文楽没後、襲名争いが起きたが、35年5月、5代目桂文楽を襲名する。江戸前の軽い洒脱な芸風で音曲噺を得意とした。晩年は翁家馬之助に文楽の名をゆずり、大正9年5月桂やまとと改名。14年桂才賀に復名。風貌から“アンパン”のあだ名があり、「三人旅」「富士詣り」などの旅ネタを得意とした。

没年月日
大正14年 4月19日 (1925年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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