桂 米団治(3代目)(読み)カツラ ヨネダンジ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 米団治(3代目)」の解説

桂 米団治(3代目)
カツラ ヨネダンジ


職業
落語家

本名
早田 福松

別名
前名=桂 米歌子,桂 米之助,桂 米朝(2代目)

生年月日
明治3年

出生地
大阪・堂島

経歴
2代目桂米団治(後3代目桂文団治)の門人となり、米歌子から米之助と改名。明治29年2代目桂米朝を継いで、さらに43年3月3代目米団治を襲名した。米団治の名は2代目が米屋であったことから名乗ったものであるが、米相場の堂島生まれで常に米の一字を付けた名を名乗ったため、当時の大阪で権力のあった相場師の旦那方から贔屓を受けた。米朝時代から枝鶴・松喬と並び中堅として活躍。「古手買い」「手切れ丁稚」などを得意とし、大正時代には「大安売り」など数種のSPレコードを残している。昭和12年の笑福亭松鶴の楽語荘運動に参加。後進の指導にも尽力

没年月日
昭和18年 10月29日 (1943年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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