桃川 如燕(初代)(読み)モモカワ ジョエン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桃川 如燕(初代)」の解説

桃川 如燕(初代)
モモカワ ジョエン


職業
講談師

本名
杉浦 要助

別名
前名=桃川 燕林

生年月日
天保3年 6月

出生地
江戸・根津宮永町(東京都)

経歴
初めは僧侶であったが、後に還俗し14歳で初代伊藤燕国に入門して国栄を名乗る。師の没後2代目燕国を継ぎ、昼席の真打ちとなる。燕玉、燕林の名を経て、明治7年初代桃川如燕を名乗る。豪放な語り口で好評を博し、「百猫伝」を得意としたことからネコの如燕と呼ばれた。2代目松林伯円とならぶ講談界の大物で、明治19年に明治天皇の御前講演を務めた。

没年月日
明治31年 2月28日 (1898年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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