桐島、部活やめるってよ（読み）きりしま、ぶかつやめるってよ

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桐島、部活やめるってよ

朝井リョウ(男性、1989年5月30日生まれ)による小説のタイトル。大学在学中の2009年、第22回小説すばる新人賞を受賞し、これが著者のデビュー作となった(集英社刊)。男子バレーボール部キャプテンだった「桐島」が退部したことをキーとし、周辺の高校生男女らに起こる変化を、彼ら一人ひとりを主人公とした6部構成で書き上げている。現代高校生のリアルな心理描写と巧みな構成などにより話題となった。12年4月には文庫化され、同年、少女マンガ誌「マーガレット」にてオムニバス形式で漫画化される。更に、吉田大八監督、神木隆之介主演により映画化され、同年8月11日公開。

(2012-08-8)

出典　朝日新聞出版

デジタル大辞泉プラス

桐島、部活やめるってよ

①朝井リョウの小説。バレー部主将の退部から起きる高校生たちの騒動を描く。2009年、第22回小説すばる新人賞を受賞した著者のデビュー作。
②2012年公開の日本映画。①を原作とする。監督・脚本：吉田大八、脚本：喜安浩平、編集：日下部元孝。出演：神木隆之介、橋本愛、東出昌大、大後寿々花、清水くるみ、山本美月ほか。第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞受賞。第86回キネマ旬報ベストテン新人女優賞（橋本愛）、第67回毎日映画コンクール監督賞、スポニチグランプリ新人賞（東出昌大）ほか受賞。

出典　小学館