旺文社世界史事典 三訂版 「桑 弘羊」の解説
桑 弘羊
そうこうよう
前漢の財政家
洛陽の商人出身。武帝に登用されて財政再建に従事。塩鉄の専売,税収の増大,物価や物資の調節などを実施し,政府収入の増加をはかったが,豪族以下多数の人民がその重圧に苦しみ,武帝の治世を暗いものにした。晩年は不遇で,反逆罪で殺された。『塩鉄論』は,彼と地方代表者たちとの間で行われた,各種専売の存廃についての論議の記録。
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