桜島(大阪市、地区名)(読み)さくらじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「桜島(大阪市、地区名)」の意味・わかりやすい解説

桜島(大阪市、地区名)
さくらじま

大阪市此花区(このはなく)の一地区。安治川口(あじかわぐち)北岸の旧埋立地で人工島。1898年(明治31)西成(にしなり)鉄道が大阪駅から安治川口へ通じてから大阪鉄工所や大阪汽車製造が立地し、工業化が進む。国鉄(現、JR桜島線、愛称「ゆめ咲線」)が桜島桟橋まで通じてからは大阪港の工業港区の機能を分担し、造船関連施設も多くなった。阪神高速道路湾岸線が通じ、対岸の天保山(てんぽうざん)へ渡船がある。2001年(平成13)アミューズメント・テーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が開園している。

[樋口節夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android