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梅川/忠兵衛 うめがわ/ちゅうべえ

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朝日日本歴史人物事典の解説

梅川/忠兵衛

江戸時代の情話の主人公。実説は飛脚宿亀屋の主人忠兵衛が,大坂新町の遊女梅川になじみ,身請けの金に困って為替の金を横領し,処刑されたというもの。事件の詳細は不明であるが,宝永6(1709)年のことと推定される。近松門左衛門作の浄瑠璃冥途の飛脚」(1711年3月初演)や,その改作の歌舞伎恋飛脚大和往来」(1796年2月初演)はこの事件をもとにしている。友人八右衛門との口論から逆上した忠兵衛が,思わず為替金の封印を切ってしまういわゆる「封印切」の段や,忠兵衛が故郷の大和新口村に梅川と落ちのび,父孫右衛門によそながら別れを告げる「新口村」の段が有名。

(佐谷眞木人)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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