梅野 鶴市(読み)ウメノ ツルイチ

20世紀日本人名事典 「梅野 鶴市」の解説

梅野 鶴市
ウメノ ツルイチ

大正・昭和期の陶業家,政治家 伊予陶磁器工業組合理事長;砥部町長。



生年
明治23(1890)年11月23日

没年
昭和44(1969)年4月8日

出生地
愛媛県下浮穴郡砥部村(現・伊予郡砥部町)

旧姓(旧名)
山本

経歴
21歳の時に製陶業を営む梅野家の婿養子となり、地場産業である砥部焼の製造・販売に従事。また、陶磁器の技術改良や指導にも当たり、昭和9年に伊予陶磁器工業組合ができると、その初代理事長に就任。以後、約30年に渡って在職し、電磁器・化学磁器製造工場や陶石山採掘設備といった組合の共同設備を整備するなど、砥部焼の振興と発展に尽力した。その一方で政治家としても活動し、砥部町議を4期務めたほか、18年には砥部町長に就任し、隣村との合併を進めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android