梅雨明け(読み)ツユアケ

デジタル大辞泉 「梅雨明け」の意味・読み・例文・類語

つゆ‐あけ【梅雨明け/出梅】

[名](スル)梅雨が終わること。また、その日。気象学的には7月中旬ころ、陰暦では夏至げしのあとのかのえの日とされる。しゅつばい。 夏》梅雨入り
[類語]入梅梅雨入り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の梅雨明けの言及

【日本列島】より

…7月半ば過ぎになると,梅雨前線は日本海方面に北上したり,または日本の南岸で消滅したりする。このようになれば,日本付近は安定した小笠原高気圧に覆われて梅雨明けとなる。(7)南高北低型(夏型) 小笠原高気圧(太平洋高気圧)が広く日本付近を覆い,大陸が低圧部となる気圧配置を南高北低型または夏型と呼ぶ。…

【梅雨】より

… 梅雨期は四つ,すなわち(1)5月中~下旬,(2)6月上~下旬,(3)6月末~7月上旬,(4)7月中~下旬とに分けられる。(1)は華南や沖縄の入梅,(2)は梅雨前線が本州南岸に停滞する時期で,華中や日本の大部分が梅雨になり,(3)は本州上に前線が停滞しむし暑くなり,その移動に伴って集中豪雨が起こりやすくなる時期で,(4)は梅雨前線が北日本に移動して関東以西は梅雨明けとなり,北日本は梅雨の最盛期となる時期である。
[梅雨期の天気図]
 日本付近の梅雨前線は極気団(冷涼なオホーツク海高気圧)と亜熱帯気団(高温多湿な太平洋高気圧またはその一部の小笠原高気圧)との境目である。…

※「梅雨明け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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