森 恒夫(読み)モリ ツネオ

20世紀日本人名事典 「森 恒夫」の解説

森 恒夫
モリ ツネオ

昭和期の赤軍派運動家 連合赤軍最高幹部。



生年
昭和19(1944)年12月6日

没年
昭和48(1973)年1月1日

出生地
大阪府

学歴〔年〕
大阪市立大学〔昭和44年〕中退

経歴
昭和38年に大阪市大に入学後、ブントの活動家となって赤軍派の田宮高麿を知り、大学を中退して赤軍派に加入。本富士署襲撃事件、大菩薩峠事件、塩見議長の逮捕、日航機よど号ハイジャックによる幹部9人の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)入りなどで解体状態になった後の赤軍派で地下組織の指導者となる。P(要人誘かい)、B(武器強奪)、M(資金強奪)作戦を指揮、赤軍派を武闘中心の過激派ゲリラ集団として再編。46年に赤軍派が京浜安保共闘と合体して連合赤軍を結成すると、その最高指導者となった。以後群馬県下を中心に作った山岳アジトを転々とし、次々とリンチ殺人を犯したが、47年に群馬県の妙義山で副委員長の永田洋子とともに逮捕され、東京拘置所に拘置中の48年元旦、自己批判の遺書を残して首つり自殺した。遺書に「銃撃戦と粛清」(59年刊行)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「森 恒夫」の解説

森 恒夫 (もり つねお)

生年月日:1944年12月6日
昭和時代の赤軍派運動家。連合赤軍最高幹部
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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