植村 定治郎(読み)ウエムラ テイジロウ

20世紀日本人名事典 「植村 定治郎」の解説

植村 定治郎
ウエムラ テイジロウ

昭和期の農芸化学者 東京大学応用微生物研究所所長;岩手大学学長。



生年
明治41(1908)年5月11日

没年
昭和49(1974)年4月13日

出生地
大阪市

学歴〔年〕
東京帝国大学農学部農芸化学科〔昭和7年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔昭和19年〕

主な受賞名〔年〕
日本農芸化学会鈴木賞〔昭和42年〕

経歴
昭和15年武田薬品工業に入り、19年「微生物によるアミノ酸分解」の研究で農学博士。23年東北大学教授となった。38年東京大学応用微生物研究所に転じ、42年同所長、44年退官、48年岩手大学長となった。この間日本学術会議会員に選出される。わが国の微生物生態学発展に指導的役割を果たし、土壌微生物研究会、微生物生態研究会を創立、42年日本農芸化学会鈴木賞を受賞した。著書に「酵素」「酵素とペニシリン」「微生物生理学」「発酵と微生物」(全3巻)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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