構造調整融資制度(読み)こうぞうちょうせいゆうしせいど(英語表記)Structual Adjustment Facility; SAF

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

構造調整融資制度
こうぞうちょうせいゆうしせいど
Structual Adjustment Facility; SAF

債務国の発展を図り,構造調整を促すために,IMFが 1986年3月に設けた融資制度。国際復興開発銀行 (世界銀行) のプログラム借款構想である構造調整融資 SALと類似しており,世界銀行との緊密な協力のもとで行われる。融資条件は年利 0.5%,返済期間 10年,貸し出し対象国は国民1人当たりの所得が年間 550ドル以下の途上国で,長期的に国際収支が赤字になっていること,3年の調整計画を策定すること,となっている。財源は当初 27億 SDR (特別引き出し権) であったが 87年6月のベネチア・サミットで 82億 SDRに増額された。

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