権迹・権跡(読み)ごんじゃく

精選版 日本国語大辞典 「権迹・権跡」の意味・読み・例文・類語

ごん‐じゃく【権迹・権跡】

〘名〙 (「ごんしゃく」とも) 仏語仏菩薩などが衆生を救うために、仮の姿をとってこの世に現われたもの。権化(ごんげ)権現(ごんげん)
源平盛衰記(14C前)四「歎冥威之陵怠、悲権迹(ゴンシャク)之衰微而奉神輿」 〔南紀名勝志‐牟婁郡

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android