櫓(漢字)

普及版 字通 「櫓(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 19画

(異体字)
15画

[字音]
[字訓] たて・やぐら

[説文解字]

[字形] 形声
声符は魯(ろ)。〔説文〕六上に「大きなる盾(たて)なり」とし、重文としてを録する。〔左伝、襄十年〕「大車の輪をて、之れに(かうむ)らしむるに甲を以てし、以て櫓と爲す」とあり、大きな楯をいう。天子出行の列を鹵簿(ろぼ)といい、鹵は櫓の意。また(ろ)と通用し、櫓櫂(ろとう)の意とする。

[訓義]
1. たて、おおだて。
2. やぐら、ものみやぐら、やぐら車。
3. 舟のろ。

[古辞書の訓]
和名抄〕櫓 夜良(やぐら)〔名義抄〕櫓 ヤグラ・コシキ・カシ/ タテ

[熟語]
櫓楫櫓楯・櫓櫓声櫓棹
[下接語]
干櫓楯櫓衝櫓矛櫓望櫓楼櫓

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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