次次(読み)すがいすがい

精選版 日本国語大辞典 「次次」の意味・読み・例文・類語

すがい‐すがい すがひすがひ【次次】

〘形動〙 (「次(つ)ぐ」の意の「すがう」の連用形を重ねたもの) つぎつぎに行なわれるさま。また、あとからあとから現われるさま。すがみすがみ。
狭衣物語(1069‐77頃か)三「ほのかなる穴より見給へば、九つ十ばかりなる、又それより幼き、すがひすがひなるあまたある中に」

すぎ‐すぎ【次次】

〘副〙 つぎつぎ。それからそれへ。順ぐりに。
順集(983頃)「いなり山をのへに立るすきすきにゆきかふ人の絶えぬけふかな」

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デジタル大辞泉 「次次」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐つぎ【次次】

[副]物事が次から次へと続くさま。「次次用事ができる」「次次(と)客が訪れる」
[類語]順順に順繰りに逐次順次・順に・順送り持ち回り引き続き綿綿縷縷続続延延長長脈脈続けざま立て続けぶっ続け連綿相次いでじゃんじゃんどしどしきびすを接する芋蔓式引きも切らず引っ切り無し我も我も矢継ぎ早畳み掛けるしょっちゅうのべつ不断常に絶えず終始始終ずっと日夜夜昼明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐずるずるべったりのべつ幕無し

すぎ‐すぎ【次】

[副]つぎつぎ。
公達、同じほどに―大人び給ひぬれば」〈紅梅

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普及版 字通 「次次」の読み・字形・画数・意味

【次次】じじ

次且

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