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止める・留める・停める とどめる

大辞林 第三版の解説

とどめる【止める・留める・停める】

( 動下一 ) [文] マ下二 とど・む
動いているもの、動こうとするものをとめる。抑止する。 「足を-・めて眺める」 「席を立とうとするのを-・める」
滞在させておく。残しておく。 「家族を郷里に-・めて単身上京する」
あとに残しておく。この世に残す。 「議事録に-・める」 「記憶に-・める」 「足跡を-・める」
その状態のまま残す。 「現職に-・める」 「原形を-・めないほどのこわれ方」
(「…にとどめる」の形で)ある範囲内に限定する。 「誤りを指摘するに-・める」 「出費を最小限に-・める」
気持ちを集中する。注意する。気をつける。 「心を-・める」 「耳-・め給へるに/源氏 帚木
続けていたことをやめる。中止する。 「これは、皆人の知ろしめしたる事なれば、ことも長し、-・め侍りなむ/大鏡 円融
とどめを刺す。 「保重が矢一つにて-・めたる鹿を/曽我 8」 〔「とどまる」に対する他動詞〕

とめる【止める・留める・停める】

( 動下一 ) [文] マ下二 と・む
動いているもの、機能しているものを動かないようにする。停止させる。 《止・停》 「エンジンを-・める」 「足を-・める」
継続している動き・動作や状態を中断する。 《止・停》 「息を-・めて水にもぐる」 「痛みを-・める薬」 「原料の供給を-・める」
ある動作をすることを制止・禁止する。動き出そうとするものを、やめさせる。 《止・停》 「子供のけんかを-・める」 「医者に酒を-・められている」 「 - ・めるのも聞かないで出て行く」
動いたり離れたりしないように固定する。 《止・留》 「写真を壁にピンで-・める」 「洗濯ばさみで-・める」
意識を集中する。 《留・止》
(「…に目をとめる」「…に耳をとめる」などの形で)注目・注意する。 「一枚の写真に目を-・めた」 「心を-・めて有様を見るに/徒然 128
(「…を気にとめる」「…を心にとめる」などの形で)はっきり意識し記憶する。 「その時は別に気にも-・めなかったが…」 「このことをしっかりと心に-・めておいてください」
その場にとどめおく。 《留》 「留置場に一晩-・められる」
跡に残す。しるしを残す。 「埋れぬ後の名さへや-・めざらむ/続古今 雑下
終わらせる。 「笛ひつと-・むる時/狂言・三本柱」 〔「とまる」に対する他動詞〕
[表記] とめる(止・留・泊)
「止める」は“動きを停止させる。やめさせる”の意。乗り物の場合は「停める」と書く。「エンジンを止める」「列車を止める」「息を止める」「けんかを止める」  「留める」は“固定する。意識を向ける。とめおく”の意。「洗濯ばさみで留める」「別に気にも留めない」「留置場に一晩留められる」  「泊める」は“一夜を過ごさせる。滞在させる”の意。「不意の客を泊める」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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