正嘉(読み)しょうか

精選版 日本国語大辞典 「正嘉」の意味・読み・例文・類語

しょうか シャウカ【正嘉】

鎌倉時代後深草天皇の代の年号。康元二年(一二五七)三月一四日、火災により改元将軍宗尊親王執権北条長時の時代。正嘉三年(一二五九)三月、正元(しょうげん)と改元。出典は「芸文類聚‐歳時中・元正」に引かれた、傅玄の「朝会賦」に「採秦漢之旧儀、肇元正之嘉会」とあるのによる。

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デジタル大辞泉 「正嘉」の意味・読み・例文・類語

しょうか〔シヤウカ〕【正嘉】

鎌倉中期、後深草天皇の時の年号。1257年3月14日~1259年3月26日。

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日本の元号がわかる事典 「正嘉」の解説

しょうか【正嘉】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1257年から1259年まで、後深草(ごふかくさ)天皇の代の元号。前元号は康元(こうげん)。次元号は正元(しょうげん)。1257年(康元2)3月14日改元。火災の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『芸文類聚(げいもんるいじゅう)』を出典とする命名。正嘉年間の鎌倉幕府の将軍は宗尊(むねたか)親王(6代)。執権は北条長時(ながとき)(6代)。後深草天皇は、1246年(寛元4)に父の後嵯峨(ごさが)天皇の譲位を受け4歳で即位したが、在位中は後嵯峨が院政を行った。

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