正月魚(読み)ショウガツウオ

デジタル大辞泉 「正月魚」の意味・読み・例文・類語

しょうがつ‐うお〔シヤウグワツうを〕【正月魚】

年取り魚

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デジタル大辞泉プラス 「正月魚」の解説

正月魚(しょうがつよ)

静岡県、西伊豆地方の伝統的な保存食塩鰹」の別称。かつては正月神棚に供える縁起物であったことから。

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世界大百科事典(旧版)内の正月魚の言及

【ブリ(鰤)】より

…【清水 誠】
[民俗]
 ブリは成長するにつれて名称が変わるので,江戸時代には〈出世魚〉といってめでたいときに用いられた。正月に用いる魚は〈正月魚〉〈年取り魚〉といって各地で一定の魚が用いられているが,西日本の正月には塩ブリが欠かせないものとされ,東日本の塩ザケと好一対をなす。長野県の松本平から木曾川筋を境にして,その北東部ではサケを,南西部ではブリを用いるという。…

※「正月魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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