此した・斯した(読み)こうした

精選版 日本国語大辞典 「此した・斯した」の意味・読み・例文・類語

こう‐した かう‥【此した・斯した】

連体〙 (副詞「こう」に、動詞「する」の連用形「し」と、助動詞「た」が付いて一語化したもの) このような。こんな。こういう。こういった。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第一八「寝道具や錦の浦の夕間暮 王の位もかうした事か」
滑稽本東海道中膝栗毛発端(1814)「きた八さまに口説れまして、ツイ逢まして、かうした身になりましたゆへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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