此処ばかりに日は照らぬ(読み)ココバカリニヒハテラヌ

デジタル大辞泉 「此処ばかりに日は照らぬ」の意味・読み・例文・類語

此処ここばかりにらぬ

ここにだけ太陽は照るわけでない。世間どこへ行っても生活の道はあるというたとえ。他へ移るときなどに捨てぜりふのように用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「此処ばかりに日は照らぬ」の意味・読み・例文・類語

ここ【此処】 ばかりに日(ひ)は照(て)らぬ

(どこにでも太陽は照っているの意から) ここだけが働いたり生活したりする場所ではない。この場所だけによいことがあるわけではない。他へ移るときのすてぜりふなどとして用いられる。天道様と米の飯はどこへ行ってもついて回る。
浄瑠璃釈迦如来誕生会(1714)四「後生をしらぬ邪見の家ここ斗に日がてるか。せかいに主にはことかかぬ」

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