20世紀日本人名事典 「武田 祐吉」の解説
武田 祐吉
タケダ ユウキチ
大正・昭和期の国文学者 元・国学院大学教授。
- 生年
- 明治19(1886)年5月5日
- 没年
- 昭和33(1958)年3月29日
- 出生地
- 東京市日本橋区(現・東京都中央区)
- 学歴〔年〕
- 国学院大学大学部国文学科〔大正2年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(京都帝国大学)〔昭和6年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 日本学士院賞〔昭和25年〕「万葉集校訂の研究」
- 経歴
- 小田原中学教諭となるが、大正5年東大の万葉集校訂の嘱託となり、佐佐木信綱らと「校本万葉集」を刊行。9年国学院大学講師を経て、15年教授に就任。また東京文理科大、広島文理科大、東大、大正大の講師も兼務する。国学院大学の学監、図書館長、文学部長などを歴任し、大学院審議会委員などの公職もつとめた。他の著書に「神と神を祭る者との文学」「万葉集校校訂の研究」「万葉集全註釈」(全16巻)、「国文学研究」(全4巻)「古事記研究」「記紀歌謡集全講」、「武田祐吉著作集」(全8巻 角川書店)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報