武田 繁太郎(読み)タケダ シゲタロウ

20世紀日本人名事典 「武田 繁太郎」の解説

武田 繁太郎
タケダ シゲタロウ

昭和期の小説家



生年
大正8(1919)年8月20日

没年
昭和61(1986)年6月8日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
早稲田大学独文科〔昭和18年〕卒

主な受賞名〔年〕
文学者賞(第1回)〔昭和26年〕「風潮

経歴
学生時代から「矩火」「正統」「文学行動」などの同人誌に参加。昭和26年部落問題をテーマとした「風潮」で文学賞を受賞して文壇にデビュー。27年の「生野銀山」などで4期連続芥川賞候補となる。34年芦屋マダムの生態を描いた「芦屋夫人」がわいせつ容疑で摘発されたが、不起訴処分となった。代表作は他に「紫雲英」(27年)「黒い季節」(35年)など。また60年には初のドキュメンタリー沈黙の四十年」を出版した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「武田 繁太郎」の解説

武田 繁太郎 (たけだ しげたろう)

生年月日:1919年8月20日
昭和時代の小説家
1986年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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