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残る・遺る のこる

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大辞林 第三版の解説

のこる【残る・遺る】

( 動五[四] )
〔「遺る」とも書く〕 失われたりしないで、もとのまま保存されている。もとの状態のままである。 「頂上にはまだ雪が-・っている」 「昔の町並みが-・っている」 「少年の頃の面影が-・っている」 「古い風習が-・っている」
全体のうちの一部がなくならないでいる。 「ご飯が-・る」 「仕事がまだ-・っている」
ほとんどが無くなったり立ち去ったりしたあとも、引き続き存在する。
物があとまである。 「あとに-・ったのはわずかな土地と小さな家だけだった」 「城跡に石垣だけが-・る」
人がとどまる。 「宿題を忘れた人は-・ってやってしまいなさい」 「遅くまで会社に-・って仕事をする」
人の死後に生き残る。死に後れる。 「 - ・らむ人の思ひ出でにも見よとて/蜻蛉
〔「遺る」とも書く〕 後世に伝わる。 「後の世まで名が-・る」 「後世まで-・る傑作」
ある事の結果として生じたものがそのままとどまる。 「不満が-・る」 「感情的なしこりが-・る」
決められた期間や距離の一部があまっている。 「持ち時間はあと一〇分だけ-・っている」
相撲で、踏みとどまる。こらえる。 「土俵際でかろうじて-・った」
金をためる。 「金が-・る」 「なかなか-・らないものだ」
動詞の連用形の下に付いて、複合動詞として用いる。
全部…しないで一部分が手付かずのままであるの意を表す。 「売れ-・った品を安く売る」 「焼け-・った離れに住んでいる」 「消え-・る」 「散り-・る」
いなくならずに存在し続ける意を表す。 「人類は生き-・れるか」 「居-・る」 〔「残す」に対する自動詞〕 → 余る(補説欄)
[可能] のこれる
[表記] のこる(残・遺
「残る」は“存在し続ける。あまる。とどまる”の意。「存在し続ける」の意では「遺る」とも書く。「古い風習が残って(遺って)いる」「頂上付近には雪が残っている」「ご飯が残る」「会社に残って仕事をする」  「遺る」は“後世に伝わる”の意。「後世に遺る傑作」
[句項目]

出典|三省堂
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