世界大百科事典(旧版)内の段(機械)の言及
【圧縮機】より
…さらに高圧気体を必要とする場合は,ディフューザーから戻り通路を経て次の羽根車で同様な過程で昇圧させる。このようなものを多段圧縮機といい,羽根車は直列的に配置される。また段間に冷却器(中間冷却器)を取り付け,圧縮過程で上昇する気体温度を下げることで,駆動動力の減少をはかっている。…
【蒸気タービン】より
…これに対して,蒸気タービンの実用化には,大きい遠心力に耐え複雑な形状をした羽根,あるいは高速回転体のつり合いや軸受などに関して材料の進歩と加工技術の発達を待たねばならなかった。 蒸気タービン実用化の道が開かれたのは19世紀の終りになってからであり,スウェーデンのド・ラバルCarl G.P.de Laval(1845‐1913)による単段の衝動タービンの製作(1883),イギリスのパーソンズCharles A.Parsons(1854‐1931)による多段の反動タービンの製作(1884)に始まる。とくに後者は,本質的な形式の変化もなく今日の大出力機に受け継がれている。…
※「段(機械)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」