毛衣・裘(読み)けごろも

精選版 日本国語大辞典 「毛衣・裘」の意味・読み・例文・類語

け‐ごろも【毛衣・裘】

〘名〙
① (衣服のようにその体をおおっているところから) 鳥の羽毛。また、羽毛で作った衣服。羽衣
源氏(1001‐14頃)若菜上「千年をかねて遊ぶ鶴のけころもに思ひまがへらる」
俳諧続猿蓑(1698)冬「氅(ケゴロモ)につつみてぬくし鴨の足〈芭蕉〉」
毛皮で作った衣服。かわごろも。また、獣の体をおおっている毛皮。《季・冬》
※俳諧・蕪村句集拾遺(18C後)「けさの冬よき毛衣を得たりけり
海苔一種。〔和訓栞(1777‐1862)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android