民族民主行動[ボリビア](読み)みんぞくみんしゅこうどう[ボリビア](英語表記)Accion Democratica Nacionalista

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

民族民主行動[ボリビア]
みんぞくみんしゅこうどう[ボリビア]
Accion Democratica Nacionalista

略称 ADNボリビアの右派民族主義系政党。 1979年,ウゴ・バンセル・スアレス元大統領の主導で「平和,秩序,労働」をスローガンに結成。 79年と 80年に行われた大統領選挙ではいずれも第3位に終った。 85年の大統領選挙では一般投票で第1位となりながらも,国会での決選投票民族革命運動のビクトル・パス・エステンソロ敗北。その後民族革命運動と選挙協力を結び 87年 12月地方選挙を戦ったが,89年2月には協力を解消。同年5月の大統領選挙には独自候補として擁立したバンセル元大統領が第2位に入ったが過半数に達せず,国会での決選投票では革命左翼運動のパス・サモラ候補を支持し,パス・サモラ政権に連立与党として参加。 93年バンセル元大統領は引退を表明するがのちに復帰し,97年6月の大統領選挙に出馬,決選投票で革命左翼運動のパス・サモラ候補を退け当選した。同時に実施された総選挙でも上院 11,下院 32で第1党となり,同年8月革命左翼運動,連帯市民連合との連立内閣が発足した。

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