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気のいい火山弾

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

気のいい火山弾

ある死火山のすそ野に、「ベゴ」とあだ名をつけられた大きな黒い石があった。おだやかな性格で、一度も怒ったことのないベゴ石を、周りの石や草花などはからかったり、悪口を言ったりして遊んでいた。物語の最後で、ベゴ石は学者に大切な標本として見いだされ、東京の大学に運ばれていく。文学碑には、ベゴ石の上に生えたコケがベゴ石を馬鹿にして歌ったのに対し、ベゴ石が贈った歌を刻む。「お空。お空。お空のちちは」で始まる。柳沢に賢治の碑を建てる会は、「火山弾が飛んでくる地域は岩手山東側の柳沢地区」などとして、同地区を物語の舞台とみている。

(2007-08-19 朝日新聞 朝刊 岩手全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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