気仙沼[市](読み)けせんぬま

百科事典マイペディア 「気仙沼[市]」の意味・わかりやすい解説

気仙沼[市]【けせんぬま】

宮城県北東部岩手県境にあり,唐桑半島を占める市。1953年市制。大船渡(おおふなと)線が通じ,気仙沼線が分岐する。気仙沼湾奥に発達した市街は昭和30年代以降,魚市場漁港,水産加工団地などの整備が進み,塩釜石巻と並ぶ大漁港である。三陸沖のサンマ,カツオ,マグロの水揚げが多く,水産加工,カキ養殖も盛ん。湾口の大島など海岸部は三陸復興国立公園に属する。2006年3月本吉郡唐桑町を,2009年9月本吉郡本吉町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。332.44km2。7万3489人(2010)。

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