水ポテンシャル(読み)ミズポテンシャル

デジタル大辞泉 「水ポテンシャル」の意味・読み・例文・類語

みず‐ポテンシャル〔みづ‐〕【水ポテンシャル】

植物の水分保持力を表す値。等温等圧下での純水化学ポテンシャルをゼロと定義した場合、植物組織の水の化学ポテンシャルをモル体積で割った値として定義され、通常、負の値となる。単位Pa。水ポテンシャルが高い方から低い方へ水が移動するため、植物の吸水土壌、根、茎、葉の順に水ポテンシャルが低くなるときに生じる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android