水俣病患者の認定

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

水俣病患者の認定

旧環境庁が1977年に定めた基準によって熊本県などが担ってきた。手足感覚障害のほか、動きがぎこちなくなる運動失調、見える範囲が狭くなる視野狭窄(きょうさく)など複数の症状が必要。いずれか一つで足りるとした71年の基準が厳しくなり、患者認定の激減につながった。認定されれば原因企業のチッソなどから1500万~1800万円が支払われる。これまでに認定されたのは約3千人。一方、政府は77年基準を満たさない「被害者」に、一時金210万~260万円を支給する「政治決着」を重ねている。1995年は約1万1千人が対象となり、救済特措法に基づいた2009年の措置には約6万5千人が申請している。

(2013-04-17 朝日新聞 朝刊 1総合)

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