日本大百科全書(ニッポニカ) 「水占(みずうら)」の意味・わかりやすい解説 水占(みずうら)みずうら 水を用いた卜占(ぼくせん)で、「みなうら」ともいった。古代の具体的な方法は不詳だが、川辺などに出て、縄などを水に流し、その流れ方によって吉凶を占ったもののようである。一般的には、水に像を写したりして占ったり、その水を飲んだりして吉凶を卜したほか、井戸や水辺で神託を受けたり、供物を水に投げ入れて、その浮沈のようすで占ったりした例が知られる。[宇田敏彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例