永田茂衛門(2代)(読み)ながた・もえもん

朝日日本歴史人物事典「永田茂衛門(2代)」の解説

永田茂衛門(2代)

没年:元禄6(1693)
生年:元和1頃(1615)
江戸時代の水戸藩(水戸市)の水利土木事業家。功績により藩主光圀より円水の号を賜る。初代茂衛門(勘衛門ともいう)が寛永17(1640)年甲斐より移り住み金山採掘事業に当たる。2代茂衛門は父と共に城下の笠原水道のほか,小場,辰之口,岩崎の3大江堰のほか数多くの江堰の工事を手がける。中でも辰之口江堰は水戸領で最大のもの。慶安1(1648)年着工して翌年竣工。工事中入牢事件が起こるが牢内で籾わら灰と粘土で漏水個所を防ぐ方法を考案。江下21カ村,1200町歩余,石高9045石が恩恵を受ける。これらの江堰は現在も利用されている。技術法は多分に甲州流と思われる。<参考文献>加藤寛斉『常陸国北郡里程間数之記』

(佐久間好雄)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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