永谷 晴子（読み）ナガタニ ハルコ

20世紀日本人名事典

永谷 晴子
ナガタニ ハルコ

昭和期の生活研究家 元・日本生活協同組合連合会理事;元・コープこうべ相談役。

生年

明治42(1909)年4月9日

没年

平成15(2003)年2月13日

出生地

東京

学歴〔年〕

秋田女子師範卒

主な受賞名〔年〕

社会福祉功労賞〔昭和41年〕,兵庫県文化賞〔昭和44年〕,藍綬褒章〔昭和50年〕,社会教育委員功労賞〔昭和58年〕,勲四等瑞宝章〔昭和62年〕

経歴

満鉄社員と結婚して満州に渡り、社宅内で共同炊事、託児室を設けるなど、主婦の社会参加を実践。昭和16年より神戸に住み、羽仁もと子の全国友の会のメンバーとなり、主婦の内職組織化に努めた。戦後22年よりコープこうべの前身、灘神戸生活協同組合に勤め、37〜49年常務理事。焼け跡の灘地区に自作の紙芝居を巡演、戦後の生協活動の基礎を築いた。その後、中央の日本生活協同組合連合会理事、婦人活動協議会委員を務め51年生協から引退。晩年は、生活研究家として活動した。著書に「夢たわわに―生協思想を生きたおんなの半生」など。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）