江藤 新平(読み)エトウ シンペイ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「江藤 新平」の解説

江藤 新平
エトウ シンペイ


肩書
司法卿

別名
号=南白

生年月日
天保5年2月9日(1834年)

出生地
肥前国佐賀郡八戸村(佐賀県)

経歴
母に学び、鍋島藩の上佐賀代官などを務めた。文久2年脱藩して上洛、公卿姉小路公知に接近、無期謹慎。慶応3年赦され、郡目付。明治元年江戸開城後、軍監として江戸に入り、江戸鎮台判事、4年文部大輔、次いで左院副議長、5年司法卿、6年参議となった。同年10月西郷隆盛らの征韓論同調辞職。7年板垣退助らと民選議院設立建白書を提出したが、佐賀の征韓主張者らに勧められ、首領となり同年2月挙兵、しかし政府軍に鎮圧され薩摩、土佐に逃れたが阿波に密行の途中逮捕されて刑死した。

没年月日
明治7年4月13日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

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