日本大百科全書(ニッポニカ) 「江陵(大韓民国)」の意味・わかりやすい解説
江陵(大韓民国)
こうりょう / カンヌン
韓国(大韓民国)、江原道(こうげんどう/カンウォンド)の海岸沿い(日本海側)にある都市。面積1040.09平方キロメートル、人口22万7856(2000)。1955年、市に昇格。95年、溟州(めいしゅう)郡と統合。太白(たいはく/テペク)山脈東の嶺東(れいとう)地方の商業中心地として早くから発達した。南大川下流に比較的広い沖積平野が形成され、農耕に利用されている。近海では寒暖流が会合し、イカ、サンマ、スケトウダラ(メンタイ)などの漁業が活発である。鏡浦台(きょうほだい/キョンポデ)、海水浴場、儒者李珥(りじ)の生家である烏竹軒(うちくけん)、大関嶺スキー場などの観光地があり、とくに嶺東高速道路の開通以後は多くの観光客を集めている。
[森 聖雨]
[参照項目] |