日本大百科全書(ニッポニカ) 「池田(町)(岐阜県)」の意味・わかりやすい解説
池田(町)(岐阜県)
いけだ
岐阜県南西部、揖斐郡(いびぐん)にある町。濃尾(のうび)平野の北西部、揖斐川右岸に位置する。1954年(昭和29)町制施行。1955年宮地(みやじ)、八幡(やはた)の2村と合併。1956年養基(やぎ)村の一部を編入。養老鉄道が通じ、大垣へは車で20~30分(国道417号)。農業は米作と野菜栽培が行われ、町の西辺の池田山(924メートル)山麓(さんろく)は美濃揖斐茶(みのいびちゃ)の最大の産地である。工業は地場産品を扱う食料品製造、窯業・土石製品製造、ゴム製品製造、一般機械器具製造に従事する人が多い。古墳が多く、なかでも願成(がんじょう)寺古墳群(県指定史跡)は100基を超える。霞間ヶ渓(かまがたに)のサクラは国の天然記念物で行楽客が多い。面積38.80平方キロメートル、人口2万3360(2020)。
[上島正徳]
『『池田町史』全2巻(1974、1978・池田町)』
[補完資料] |